シルバービジネス第一世代の再会レポート

シルバービジネスの第一ステージの生き残り者の再会レポート

一般社団法人「介護事業操練所」/三上博至さんとエイジング・サポート小川利久
の振り返りと現在と未来はいかに?

(介護保険施行以降、最近は「シルバービジネス」とは言わなくなりましたが、本投稿ではあえてそう表現します。)

 

↑(シルバービジネスの第一世代が再会、三上氏の笑顔は健在です)

 

〈シルバービジネスの第一ステージ〉

1989年に策定された日本のゴールプラン「高齢者保健福祉推進10ヵ年戦略」によって多くの企業がシルバービジネスに参入した。

その中軸を担ったのは建設、住宅、金融関連事業者だった。

三上博至氏は既にいくつかの介護施設の立ち上げ経験を持って、
ミサワホームの介護専用型有料老人ホーム(千葉県柏市)を立ち上げた。

一方、私は現・長谷工コーポレーションに創設されたシルバービジネス部門(センチュリーライフ)へ、マンション販売企画部から異動になった。
既に埼玉県おおみや市に同一施設内介護型有料老人ホームを開設しており、新たに首都圏、近畿圏にて事業拡大のトップ方針が出されたからだ。

しかし、社内どころか業界自体が誕生したばかりの状態であり、学びの場がほとんどない時代だった。それがゆえに。会社内では優秀な人材が選抜され、私の先輩達は海外留学へと旅立った。

現業部門から異動組の私は、ご縁を頼りに、かろうじて社会福祉法人の特別養護老人ホームへ介護研修の機会を得ることができた。しかし、お互いに違和感があったことは事実だ。
「福祉」と「ビジネス」はまだ対極にあり、面と向かって「金儲けの企業ために、協力はできない」と言われたこともあり、そのマッチングは決して簡単ではなかった。

そんな時代に、私の数歩先を歩いていた三上氏は、私たちへの情報提供を惜しむことはしなかった。何でも教えてくれ、共に学ぶ機会も作ってくれた。
時には、お互いの会社で駅伝チームを作って楽しく競い合ったものだ。

 

〈シルバービジネス第一ステージの終焉〉

しかし、シルバービジネス創設期はバブル経済の真っ只中、その泡が消えるようにシルバービジネスの勢いは減退して行った。
私が担当していた近畿圏エリア、兵庫県宝塚市の有料老人ホームのプロジェクトを直撃したのは淡路・阪神大震災だった。建築確認認可の直後だった。計画地の下を活断層が走っていたことが判明しただけではなく、周囲は壊滅状態となり日常生活を失った。
そして、プロジェクトは解体された。

「新規事業へ投資ができなくなった」、と会社から説明を受け、私は建設営業部門への異動辞令を受け、シルバービジネス現業から離れた。

小川の私的分析であるが、シルバービジネスの第一ステージの終焉である。

その後、介護保険施行と並行して、教育業界の企業を中心としたシルバービジネスの第二ステージへ引き継がれた。

マイナスイメージを作ってしまった「シルバービジネス」という表現は、高齢者に対する価値観の変容とともに「シニアビジネス」とシフトしていったように思う。

 

その後、三上氏もミサワホームを離れコンサルタントの仕事を経て、一般社団法人「介護事業操練所」を立ち上げ、介護教育事業を中心に現在の介護ビジネスへ貢献する活動を継続している。

 

〈シルバービジネスの第一世代が再会〉

そのシルバービジネス第一世代が20数年振りに再会し、お互いの活動を労った。

三上氏は数年前に体調を崩し、体を動かすことが少し不自由になった。
以前のようにあちらこちらと積極的に飛び回りスピーカーをこなすことができない。
行動半径は絞り込まなければならないが、知的活動には制限は少ない。
ましてや、ネットやSNSの活用でそのハンデイをカバーできる時代でもある。
体を動かさずとも、人懐こい笑顔と鋭い洞察力で他者を惹きつける魅力は衰えていない。

シルバービジネス第一ステージの生き残りの2人が経験を共有することでできることがある。

過去を単に踏襲することではない。
これまでの歩みの教訓を生かして、現在を分析し、未来を見極めること。
そして、知恵を働かせ、情報を提供すること。
人材を養成し、ケアサービスの向上をはかり、新たなケアシステムづくりへの貢献。
それは時代に適したソーシャル・インパクトであること。

そのために、ゆるやかにつながること。

 

皆さんにも旧知の仲間がいることと思う。
お互いが関係のない道を歩んできたかもしれない

しかし、「時」はお互いを成長させる。
出会いは、記憶の再生と新たな記憶の共有である。

きっと、あなたのエイジング・サポート

 

 

三上博至さんの現在の活動は以下からご参照ください。

一般社団法人「介護事業操練所」サイト

 

三上さんの事務所は鎌倉駅から徒歩圏内にあります。

おかげで久しぶりに車両進入有料化が発表された鎌倉の雰囲気を味わうことができました。

 

↑「鎌倉駅」

 

↑「仲通商店街」

 

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