講演報告/「在宅(施設&自宅)看取りセミナー」 in 浦和

セミナー講演報告です。

2017年9月16日(土)、浦和市
医師の笹岡大史さんが主宰するメディケア・アカデミー主催の「在宅ケア看取りセミナー」にて講演をさせていただきました。

テーマは「在宅(施設&自宅)看取り〜多職種連携のあり方」です。

20170916埼玉の看取りセミナー

↑(セミナー案内チラシ表面)

↑(セミナー案内チラシ裏面)

 

【主催者:笹岡大史さんのご挨拶】

笹岡さんは元老人保健施設の施設長です。
埼玉県の在宅医療とケアの連携を目標にメディケア・アカデミーを設立し、
セミナーを開催するなど情報の受発信を通して多くの価値観と技術を共有しながら地域活動を行なっています。
私が主催していたエイジング・サポート・セミナーに参加いただき、創設期の本セミナーにも声をかけてくれました。
そんなご縁が続いています。
笹岡さんの活動は着実に仲間の輪を広げ、埼玉県にしっかりと根を張りっていることを実感しました。

↑(ご挨拶する笹岡大史さん)

 

【西本淳弥さん講演】
まずは、葬儀事業社の株式会社アートエンディングの西本淳弥社長からの講演でした。
テーマは「お看取りからお見送りまで」の事例報告です。
西本さんは(有)オリエントコーポレーションにて訪問介護事業を、NPO法人家族の看取り支援の会にて就活支援、セミナー、ボランティア活動を展開されています。
その経歴はとてもユニークです。
大学在学中から貿易事業をスタートし、海外経験から行きついたのが葬儀事業だったそうです。
様々な経験から日本の介護や葬儀を捉えた時にいくつかの疑問を感じたようです。
もちろん看取りのあり方を模索して様々な勉強も重ねてきました。
かつてはタブー視されていましたが在宅医療や介護事業は葬儀事業社との連携は必須の時代となりました。

↑(講演する西本淳弥さん)

 

【小川利久講演】
西本さんの講演を引き継いで、私に与えられたテーマは「施設の看取り」です。
私にとって介護施設は「もう一つの在宅」です。
その視点から「在宅(施設&自宅)看取り」について、以下のポイントで情報を提供させていただきました。

「ピンピンコロリ」、これは満足できる生き方か。家族に後悔が残らないか?
施設の看取りとは制度が認める「看取り介護加算」要件を満たしていること
看取り援助中、夜間の心肺停止状態路に医師は駆けつける必要はあるか?
在宅の看取りを希望している方がデイサービス(在宅サービス)利用の場合、看取りのためにどんな準備が必要か?
食べることができなくなることは病気か老化か?
老化は病院で治してくれるか?
食べる力の支援のあり方は?
誤嚥性肺炎は事故扱いになってしまうことが多いこと
誤嚥性肺炎予防と看取りの関係性は?
そのために必要な多職種連携&協働のための組織編成と運用
生活の安定は無駄な入院を減らし、経営の安定へつながること
施設の看取り事例を生かして、地域の看取り文化を作り上げること

「在宅(施設&自宅)の看取り」は「地域居住(Ageing in Placの)」に必ず必要なことです。
安心して人生最期のステージを生ききる支援、そんなまちづくりを期待しています。

 

↑(小川利久講演中)

 

【小林悦子さん講演】
一般社団法人生活を支える看護師の会会長の小林悦子さんは「施設の看取り事例」から看取りのあり方を伝えてくれました。
いのちをつないだ方々のケーススタディはとても心に響き、看取りが幸せを呼び込むことを教えてくれました。
食べる力の支援は「摂食・嚥下機能評価」が重要です。
口から入った食べ物が喉頭蓋を経て食道から胃に落ちていくのか、肺へ入ってしまうのか、映像を使って示してくれました。
この営みは誤嚥性肺炎予防となり、看取り援助スタートの判断の一つとなっています。
講演の締めくくりに
看取り援援助とは、最期まで生ききるための支援
そのために必要な「選択と覚悟」、それを行う家族への支援
看取りのプロの講義でした。
たくさんの介護施設にて看取り支援をしている小林さんのお話は参加者の方々の心に届いたようです。

↑(講演する小林悦子さん)

 

【フォークシンガー小林啓子さんの歌のプレゼント】
永六輔さんと親しかった小林啓子さんが「生ききるものの歌」を披露してくれました。
じわーと、心に響きました。

↑(歌声を披露する小林啓子さん)

私も大好きだった永六輔さんの詩を書き記します。

「生ききるものの歌」

あなたが この世に生まれ
あなたが この世をさる
わたしが この世に生まれ
わたしが このこの世をさる
  ■その時 涙があるか
  ■その時 愛があるか
  ■そこに 幸せな別れが あるだろうか
  ■あるだろうか

語り もし世界が平和に満ちていたとしても、悲しみは襲ってくる。
殺されなくても命は終わり、誰もがいつかは別れてゆく。
世界がどんなに平和でも、悲しい夜は来る。(Hum………)
 ■誰もが耐えて生きている。
 ■思い出と歌があなたを支えてゆくだろう。

わたしが この世に生まれ
わたしが この世をさる
あなたが この世に生まれ
あなたが このこの世をさる
  ■その時 明日がある
  ■その時 未来がある
  ■そこに 生きるものの 歌がある
  ■歌がある

 

主催者のみな様
参加していただいたみな様、ありがとうございました。

 

 

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