第二回エイジング・サポート・セミナー1129開催案内(中村医師の紹介)
2014/08/15
基調講演;中村幸夫医師の紹介です。
ご本人から直接いただいた自己紹介文の一部をご披露させていただます。
(以下、中村幸夫医師の自己紹介文の一部)
~被災地で暮らしていると、地元の方以外に支援つながりでお会いする方も大勢いる。
さらには、インターネットのフェースブックで情報交換をしているうちに、実際に会ってお話をすることも増えてきた。
この出会いを大切にしようと思い、南三陸町で活動する際、いつも三種類の名刺を持ち歩いている。
常勤としての「社団医療法人啓愛会介護老人保健施設ハイムメアーズの施設長」
そして「公立南三陸診療所レディース外来の非常勤医師」と「特定非営利活動法人オールラウンドヘリコプター(ARH)のメディカルアドバイザー」である。
三枚目のARHというのは、震災後に開設された医療用多目的ヘリコプターを運用するNPO法人である。
この医療用多目的ヘリコプターを利用して、南三陸町の震災復興を支えるため、三陸沿岸地域相互さらに岩手県内陸との連携を図っているので報告する。
【震災と医療弱者】
2012年2月末から1年あまり、岩手県陸前高田市で県立高田病院の臨時医師として支援を続けた。
被災地域で生活して改めて気づくのは、医療サービスが十分でなかった地域が、震災でさらに不自由さを増している現状だった。
そこで宮城県気仙沼市へ拠点を移し、医療弱者の代表である老人に生き甲斐を持って生活して貰えるようサポートしてきた。
2014年1月から南三陸町にも足を伸ばし、公立南三陸診療所で「レディース外来」を始めた。
15年前から産婦人科診療が提供されていなかった地域で、女性の心身の悩みに応えるという、女性のプライマリケアを目指している。さらに医療支援を強化するため、4月に南三陸町へ引っ越しして、老健「ハイムメアーズ」に拠点を定めた。
66歳の元産婦人科医は、「医療で震災復興を!」と叫びながら、医療弱者の老人と女性を応援したいと覚悟したのである。~
(以上が、中村幸夫医師の自己紹介文の一部)