家族の介護負担を減らす本質、ショートステイのレスパイトケア
2021/07/03
期入所生活介護(ショートステイ)とは?
本人のため、家族のため、ショートステイの本質を再考
通称、ショートステイは横文字を嫌う介護保険制度の中では「短期入所生活」と言います。
厚生労働省では以下のように説明しています。
短期入所生活介護は、
利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、
自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持回復だけでなく、
家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。
- 利用者の心身の状況や病状が悪い場合
- 家族(介護者)の疾病、冠婚葬祭、出張
- 家族(介護者)の身体的・精神的負担の軽減 など
上記に示されているように
一番の目的は
「利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができる」
ということです。
しかし、介護現場では
二番目の目的である「家族のレスパイトケア」がショートステイの役割だという意見をよく耳にします。
先日もあるショートステイ会議では「家族のレスパイトケア」のためにあることを前提にサービスの組み立てが議論されました。
もっともらしく聞こえますが
ここで熟考してみましょう。
家族のため
介護の休息、旅行やイベントへ出かける
重要なことですが
家族の介護負担の軽減は、ご本人の生活の安定が基本に成立します。
時々、介護の休息をとっても、ショートステイ利用をご本人が望んでいない、
あるいは利用によって不穏になってしまう、
事故が起きてケガをしてしまうことが起きると家族の負担は増えます。
一番の目的である
「利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができる」
ここに主眼をおき、ご本人の意志で楽しく利用し、
在宅生活を充実させるために必要なサービスを提供することが重要です。
そのために何をするか?
何が情報として必要なのか?
他の在宅ケアサービスをどう連動するのか?
ケアマネージャーは何を意図としたプランを組んでいるのか?
ショートステイの本来の役割を再考しながら
家族のためから
ご本人のためへ
エイジング・サポートは
ショートステイのサービスの核心へシフトしていく介護経営サポートへ着手しました。
また報告をさせていただきます。
どんなサービスがあるの? - 短期入所生活介護(ショートステイ)
厚生労働省 サイト