犯人探しではなく原因探し!
2023/10/28
もう介護士を
犯罪者にしたくない!
特養ホーム併設のショートステイで起きた殺人事件から
犯人探しではなく
原因探しを!
システムエラーを探し出し、改善する
東京都足立区
特養ホーム併設のショートステイで起きた殺人事件。
介護福祉士が利用者をなぜ?
報道されないたくさんの事実があると思います。
亡くなったご本人、ご家族の心情を思うと心が痛みます。
心よりお悔やみを申し上げます。
介護現場も対応に追われれ大変だ思います。
再発防止に向けてやるべきことに取り組んでいることでしょう。
しかし、ことは殺人事件まで発展し、介護士は殺人容疑で逮捕されています。
安易な対応が許されるわけがありません。
外から分からない!
ブラックボックス化している介護施設とも言われています。
特に個室のユニット型特養、そこに併設されているショートステイは
個別ケアの実践のためにひとり仕事が増えています。
こんな事件が起きたからユニットケアが否定されることがあってはいけません。
逆にこういうことが起きないために誕生したケアのカタチです。
そのことを前提にして
ケア方針、チーム編成、教育、介護職員のメンタルサポートなど原因を探り
システムエラーを解明していかなければなりません。
一個人、一施設だけの事件として扱う課題ではないと感じます。
2006年から2014 年まで
私も足立区の特養ホーム施設長でした。
だからこそ、他人事とは思えないのです。
施設長時代、私は意図も簡単にこんなことが起きてしまうのではないかといつも怯えていました。
だから、必死に経営方針を定め、ケアコンセプトを作り込み
職員教育を行い、家族にも協力を仰ぎながら
ワンチームを作ろうと努力してきました。
それでも起きてしまうかもしれないのです。
なぜ、何かが足りない
それはなんだろう?
システムエラー
ここにいのちを託した高齢者のため
ここに人生を賭けた介護士たちのため
安心して暮らせる住まいとしての特養ホーム
そこを介護拠点としたまちづくりが必要な時代です。
これは理想ではありません。
目指し、達成するべきミッションです。
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