「あいまい、もやもや」と個別ケア考
2018/04/28
(ダイヤモンド・オンライン 18/4/28号からの引用)
介護は「集団ケア」から「個別ケア」へシフトして久しい。しかし、その本質は単純ではありません。
私にとってそれは認知症ケアの確立に向けて始まったコンセプトでした。
そして同時に「ユニットケア」という言葉も誕生し、制度用語として使われています。
今では看取り介護に対して個別ケアの応用が必要な時代です。
看取りこそ「究極の個別ケア」と言っても過言ではありません。
ダイヤモンド・オンライン 18/4/28号に「あいまい・もやもやの欲求」が個別対応の鍵となり、日本企業の強みになるという記事を拝読し、介護の視点から考えてみることにしました。
「あったらいいなというニーズ」という表現が使われていますが、
私はまだ「顕在化していない潜在ニーズ」という捉え方をしてきました。
なぜなら介護は常に自分が知らないこと、初めてのこととと向き合ってきたからです。
当事者になったときも同じかも知れません。
もちろん今は介護の情報が溢れていますが、意外とその本質までは知ることができないのが現状です。
まだまだ介護は「あいまい・もやもや」の中でもがいているようです。
多様化する生活や価値観の中でそれらはやはり「個別」です。
東北大学の村田裕之特任教授はシニアビジネスにおいてマスマーケットが通用しない「ミクロマーケットの集合体」と評しています。
「あいまい・もやもや」のニーズを「やりくり」する
ちなみに、最近私は「やりくり」を「マネジメント」の代名詞として使っています。
伝達するための言葉探しの旅を続けながら日本の高齢社会を歩んで行きます。
(参考)ダイヤモンド・オンライン 18/4/28号
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「あいまい・もやもや」な欲求こそが日本企業の最終兵器に