人間の尊厳を守る介護
2020/03/06
「施設長さん、私を殺して下さい。」
入居時、そう言った方がいました。
介護職員が寄り添い続け
人間の尊厳を支え
家族と共に看取りました。
最期の言葉は「ありがとう」
これが介護の力です。
介護は何のために?
人間の尊厳を守ること
そう、介護保険は定めています。
「死にたい」
人がそう思う時はどんなときでしょうか。
身体が不自由になったとき
病気になったとき
それは、きっかけですが
理由ではありません。
たくさんの先人達が教えてくれました。
人間の尊厳を失ったとき
老人ホームはいかがでしょうか?
施設から「自宅ではないもう一つの在宅」へ
約20年の月日を経て
「3つの落差」と「5つの苦難」は解消したのでしょうか?
たくさんの高齢者が暮らしています。
一人ひとりの人生があります。
しかし、残念ながら
全ての方が自分の意志で入居している訳ではありません。
外山義先生が指摘した介護施設の課題
その解消へのトライが、私たちの営みとなりました。
【3つの苦難】
①施設そのものに入る苦しみ
②自らがコントロールしてきた居住空間システムの喪失
③施設という非日常的空間に移ることにより味わう落差
【5つの落差】
①空間の落差
②時間の落差
③規則の落差
④言葉の落差
⑤役割の落差
On the way !
今日も一人の方が生ききりました。
「ありがとう」の言葉が評価です。
介護の目的
エイジング・サポート・アカデミー
の学びの目的