在宅ケアサービスの要〜ショートステイの活かし方
2022/04/22
在宅ケアサービスの要〜ショートステイの活かし方
本人のためか家族のためか?
短期入所生活介護
通称ショートステイ、その存在はよく知れ渡っています。
今一度、その目的を再確認してみます。
(1)本人のため
①在宅生活継続ため
②先々の施設入居をふまえ、施設入所体験的利用
③退院後、まだ在宅介護が不安なとき
(2)家族のため
④仕事の事情や冠婚葬祭など、家族が家を空けなくてはならないとき
⑤介護する側が体調不良、病気にになってしまったとき
⑥介護疲れ解消、リフレッシュしたいとき
いわゆるレスパイトケア
「レスパイト(Respite)」とは、“小休止”
ご家庭で介護する家族の負担を軽減する介護をする方のためのケアです。
どちらも重要なことですが
本人>家族
基本は本人のためを最優先としたいと考えています。
しかし、現実は介護現場にショートステイの役割をお尋ねすると
「レスパイトケア」が優先される答えが返ってきます。
このときの高齢者本人の気持ちを考えてみましょう。
自分の意志で利用を決めたわけではないということ
家族のためとは言え、自分が望まない外泊をするとき
私たちにはどんな配慮が必要でしょうか?
ショートステイスタッフはその心を受け止めて
言葉を選び、心配りをします。
ショートステイの稼働率は100%を超えているところもあれば
70%程度を低迷しているところもあります。
地域差と言われることが多いのですが
私は
本人>家族
本人<家族
の差なのではないかとみています。
本人<家族
となっているショートステイの稼働率は低く人気がないように感じています。
理由は
ショートステイは本人のニーズのために必要だということ
介護負担を減らす
親が家族の負担になっていることを明かすとき
心はどう動くのでしょうか?
ショートステイの介護士はその心を受け止め、声がけをしています。
ショートステイにおける介護の仕事は入所施設とは異なります。
利用者が短期期間で入れ替わる
その方々一人ひとりの身体的状態
生活状況、家族との関係を把握して
心に寄り添う個別ケア
初めての利用者を
リピーターとして育てていくためのアプローチ
「お変わりございませんか?」
という声がけ
以前のあなたと、今日のあなた
継続的な関わりが作り出すご縁
Ageing in place=地域居住
住み慣れたまちで、あなたらしく、いつまでも
このコンセプトを実現するために必要なショートステイ
地域ケアマネジメントの核です。
単独のショートステイもありますが
老人ホームにある併設型が主流です。
ショートステイも含めて
私が実践してきた老人ホームの施設長業務をシステム化し
施設長がWell-Beingな社会をデザインする
施設長養成スクールの必要性を実感し
第3期-2022年度施設長養成スクールの受講生募集をスタートいたします。
「施設長」と表記していますが、
在宅ケアサービスの方も大歓です。
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