会議経営を読み解く〜介護施設の事業報告と決算
2022/04/29
介護経営を読み解く〜介護施設の事業報告と決算
決算の時期です。大切な社会資源、介護経営の解説します
施設長養成スクールはまず個別相談から
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会社や介護施設など
組織には目標があり、その成果を確認し次へ向かいます。
継続していくことが経営の目的です。
社会福祉法人経営は3月末で会計を閉めて
4月から新たな事業計画に基づく活動がスタートしています。
現在一年間の事業報告と決算作成作業をすすめている時期
老人ホームの決算業務を担当されている方を労いたいと思います。
その中で嬉しい報告がありました。
私が経営コンサルティングをした特別養護老人ホームの決算数字が出揃い
コンサルティングスタート時は収支差額率がマイナス2%の赤字だったのが
5%を超え、3年で約7%の回復となりました。
理事長から「なんとかしろ!」と厳しい改善命令が出て
施設長から連絡が入りました。
かつて私の介護経営セミナーへ参加したことがあり
「この人なら!」と思い出してくれたそうです。
どうしたら良いのか?
もちろん、概ね赤字の原因は分かっています。
しかし、どこから手をつけるべきか?
自分達が作り出してしまった赤字は
改善実施レベルで見当が付かない状況だったのです。
何をしたのか振り返ってみます。
まずは現状分析を行いました。
職員たちの声に耳を傾け
くすぶっていること
不満となっていることを見出していきます。
組織図〜タテヨコの関係
そこを行き交う情報
方針や計画はどうなっているのか?
収入を上げることができるか?
支出を抑えることができるか?
具体的に提案し、着手したことは
「看取り介護の強化」と
「給与改定作業」
一気に不安、不満が露呈し始めました。
やるかやらないかの判断の段階ではなく
やらなければ経営の継続はなし
どうやり切るか、その覚悟が必要でした。
しかし、覚悟が決まらなかった経営陣
深いところに隠れていた介護経営の不安が浮き彫りになりました。
「現場を変える」
これは割と容易なことです。
「経営陣の不安を取り除く」
夜も眠れないくらい大きな不安を抱えていますが
改善計画を示さなければ経営陣の覚悟は定まりません。
しかし・・・
私へ相談してくれた施設長の覚悟で動き出しました。
総収入6億円
7%の収支差額率の改善
社会福祉には利益という概念が存在しません。
4,200万円の経費の繰越金が生み出されました。
これが職員教育費用や環境整備費用に充当される財源となります。
さらにICT補助金の活用とともに
働き方や介護サービスのシステム導入へ活用されはじめたのです。
徐々に、いやいや一気にと言って良いほど
働く人たちの能力の向上によって化学変化がおき
介護力が統合され、入居者の生活が安定しはじめました。
そして介護職員たちの労働負荷が軽減されていったのです。
看取り介護の実践は入居者と家族の安心を生み出し
給与改定は働く根拠の裏付けとなりました。
離職率の低下
信頼関係の回復
あなたのために、私は存在する。
あなたがいのちをつないでくれるから
私は老いても生ききることができる。
さらにこの収支差額率の改善は地域貢献へ向かい始めたのです。
嬉しいことに
全ての人が小さな関わりにさえ感動し
笑顔が伝播していきました。
感動10倍の介護こそ
超高齢社会をデザインする源となります。
理事長など経営陣に対する地域の信頼も高まりました。
そのために必要なことがあります。
私が実践してきた老人ホームの施設長業務をシステム化し
施設長がWell-Beingな社会をデザインする
施設長養成スクールの必要性を実感し
第3期施設長養成スクール生の募集中です。
【エイジング・サポートの施設長養成スクール】
ご案内&個別相談申込サイト
https://ageingsupport.hp.peraichi.com/shisetsutyo
「施設長」と表記していますが、
在宅ケアサービスの方も大歓です。
一緒に地域をデザインしませんか?
期間は12か月、随時入校可能です。
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