関東大震災から引き継ぐこと〜火災旋風がなぜ起きたか?
2023/09/06
関東大震災から引き継ぐこと
火災旋風がなぜ起きたか?
関東大震災から100年経ち
その後たくさんの震災や災害がありました。
時代は超高齢社会
人生100年時代となりました。
2024年度までに全ての介護事業者に
事業継続計画(BCP=Business Continuity Planning)策定が義務化されました。
関東大震災の特徴は、地震から火災が広がり
10万人あまりのいのちと、200万人あまりの家を奪いました。
100年経った今
何を学び、何を引き継ぐ必要があるのか?
Kaigoの視点から考えてみたいと思います。
いろいろ調べていると驚くことばかりです。
関東大震災の最大の悲劇が隅田川沿いで起こりました。
場所は被服厰(ひふくしょう)
大日本帝国陸軍の組織のひとつで軍服を製造していた跡地
現在の墨田区横網町公園は関東大震災による火災旋風発生の場所です。
火災旋風とは?
広範囲の火災よって、炎を伴う旋風(つむじ風)が発生し、
大きな被害をもたらす現象です。
私もYouTubeを調べていてはじめて知りました。
木造住宅が密集する地域で
隅田川上を流れた南風が他方から吹く風とぶつかり合い
巨大な炎が渦を巻く「火災旋風」が発生しました。
関東大震災の死者・行方不明者は10万5,000人
その9割が火災による焼死。
その中の3万8,000人が
この火災旋風によって焼死しました。
避難してきた人が持ち込んだ荷物などに引火し、
大きな炎となり、火災旋風が発生したと推測されています。
大震災後の避難場所が死場所となってしまいました。
火災旋風は理論上は今でも発生します。
しかし、異なるのは都市構造
都市計画には厳しい防災対策が組み込まれいるのは
このような悲しい事実を避けるためです。
自然災害はまちづくり、人の生活によって変わってきました。
被害者の多い少ないの地域差は
人の支え合いの違いだったそうです。
全てのKaigo事業者に義務化されるBCP
その先にあるBCM
さらにはKaigo経営
これからはさらに
Kaigoよってまちの仕組みと評価が変わります。
さて、どうするか?
介護の変遷と地域包括の視点から考えてみることにしました。
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