高齢社会スタート時に欠かせない手順
2023/10/03
高齢社会に必要なディスカッション
タイの高齢社会研究会視察レポート
エイジング・サポートAging Support Inc
Kaigo経営戦略マスター
小川利久(りきゅう)Rikyu Ogawaです。
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加齢をエイジング
介護をKaigoと表記して
エイジングとKaigo情報
ブログをお届けしています。
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私たちの行く未来とは?
タイの高齢社会を研究する方々と
9月25日から9月29日までの5日間
首都圏の特別養護老人ホームと有料老人ホーム
何が違うのか?
東北大学加齢医学研究所の最先端研究
東日本大震災における復興時の介護施設の役割
岩手県の小規模多機能とグループホーム
Kaigoと地域の関係性
Kaigo事業と他事業の組み合わせ
国際福祉機器展
新しい商品やサービスのトレンドは?
視察とディスカッションを繰り返しながら
お互いの国の社会課題と未来を考えてみました。
ますます高齢化が進む社会
{name}さんが向かっている未来
どんな社会ですか?
先が見えないと不安が大きくなります。
高齢化率で比較するとタイは日本の25年前
高齢化率は15%を超え、18.4%のシンガポールに続いてアジア3位です。
もちろんトップは日本の29%
25年前の日本ではその時、何が起きたでしょうか?
その歩みを伝えるために振り返ってみました。
高齢化と介護
エイジングとKaigo
福祉から
弱者救済型の福祉が見直されました。
全ての高齢者は弱者ではありません。
医療から
老いることを病院で治すことができません。
国は「CureからCareへ」と大きなスローガンを掲げ
先駆けて在宅医療へシフトとした医師たちは
「治す医療」から、「生活を支える医療」の実践へと入っていきました。
医療関係者と介護関係者、その中に行政も加わり
積極的なディスカッションが始まっていきました。
制度が先にできたわけではありません。
社会課題に取り組んだ実践を追いかけるように
制度設計が形になっていきました。
誰もが歩んだことのない道
たくさんの専門家と
高齢社会の主人公である高齢者
高齢先進国の北欧に学びながら
議論を続けていくと先が少しずつ見え始めました。
実践してみる、そして振り返る。
不都合なことは変えていくための議論
その繰り返しです。
診療報酬は2年に一度
介護報酬は3年に一度
6年に一度の同時改正
制度改正に一喜一憂する事業者もいますが
損得ではなく、常に新しい社会、ニーズへの挑戦です。
日本のKaigo施設などを視察したタイの方たちが感じたこと
不安に思っていることをお聞きしながら
日本の25年前を振り返ることができました。
過去の歩みからまたこの先を読んでいくのです。
「知らないんだ?」
まだ十分に伝えきれていないようです。
実は多くの日本人も、自分自身の高齢期の生活
親のKaigo選びのことを知りません。
東南アジアの高齢化に伴って
他国の方々とディスカッションする機会が増えていきます。
とても良いチャンスですね。
お互いの国の未来のために
自分の親、家族のために
自分のライフワークに向かって
エイジングとKaigoをディスカッションする時代
これから、ここから
タイの視察者とチーム編成をしていきます。
日本から一方的に教えるのではなく
お互いが仲間として支え合うために
テーマはアジアを循環するKaigo
Kaigoの未来