ブータン王国視察報告&介護人材受入れ説明会開催報告
2018/12/23
2018年12月22日(土)14時〜17時
ブータン王国視察報告&介護人材受入れ説明会
の開催報告をさせていただきます。
会場は(株)ウチダシステムズ(茅場町タワー14階)
参加者定員25名のところ、総勢33名、うち介護施設9法人、メディア関係4名のご参加をいただき有難うございました。
【取材者】
(1)高齢者住宅新聞社
(2)綜合ユニコム「月刊シニアビジネスマーケット」
(3)芳林社「ベターケアBetter Care」
(4)フリーアナウンサー 町亞聖さん
毎日のように外国人人材のニュースが報道されています。技能実習生や特定技能の違いを正しく理解している人はどのくらいいるでしょうか?
受入れ条件が厳しい日本はもう外国から選ばれない、という意見もあります。
言葉の壁も大きな障害となっていることは否めません。
日本は外国人にとってリスクが高いというネガティブニュースがたくさんあります。
しかし、日本の介護業界は人手不足で喘いでいます。
そんな状況にありながら、介護業界は何の努力をして受入れ準備をしているのでしょうか?
日本側の受入れ条件は制度的にはほとんどありません。
しかし、そんな安易な受入れ体制でうまくいくはずがありません。
日本人の介護職員でさえ離職してしまう介護施設で、文化や言葉が異なる外国人雇用が簡単にいくと考えるのは浅はかです。
しっかり議論して、しっかり準備を整えていかなければなりません。
私はブータンのご縁を得て、11月にブータンへ行き、政府や関係者と面談し、さらにブータンの若者と会い面接まで行ってきました。
日本と親和性が高いという直感を持って、受入れサポートを始めました。
「なぜブータンか?」と質問を受けます。
理屈というより、ご縁で知り合った時から心が通い合います。
そして「必要とされている」と感じたこと。
それが一番の理由です。
まずは、この視察報告会&介護人材受入れ説明会から情報提供を行い、ブータン側とつないでいきたいと思います。
マネジメントの整った介護施設を選考し、そこと成功事例の構築へ歩を進めていく所存です。
まずは以下の報告をご参照ください。
進行 行政書士ゆのまえ法務事務/湯前大作
1.ウチダシステムズからのご挨拶
医療福祉施設営業部/部長:山本朗弘
2.ブータン介護人材の経緯説明と来日実習生の研修状況
(株)ケアーズジャパン/代表取締役:李 達夫
3.ブータン介護人材の可能性
(株)エイジング・サポート 代表取締役/小川 利久
(1)「循環する介護」の実現を目指して
(2)80人が参加した介護人材説明会での日本へのまなざし
(3)医療と健康の核となっている国立病院の現状とこれから
(4)労働人材省から託された使命
4.介護施設現場の視点
社福/翠生会 特養/音羽台レジデンス マネージャー 高橋 寛昌
(ブータン視察、現地面接を行い、受入れを決定している施設から)
(1)協力校日本語学校の理念と学習風景
(2)ブータンの若者受入れの意義と面接でわかったこと
5.ブータンからの受入れ
~ 今後のスケジュールと私たちからの提案
(1)技能実習制度、在留資格の法的理解と新在留資格の進捗情報
外国人技能実習校 キャリアクルーズアカデミー 長谷川 勇
(2)受入れ条件説明、今後のスケジュール概要
(株)ケアーズジャパン/代表取締役:李 達夫
本来の技能実習生制度の目的は技術を提供することです。
質疑応答では
まだまだ高齢化の問題がなく若い国であるブータンへ、
私たちは日本の介護を通してどんな技術を提供するべきなのか?
そんな核心をついたディスカションが続きました。
参加者と情報提供者の共通認識は
「決して単に安価な労働力の確保が目的ではない」
とても心強く、有意義な報告会となりました。
この視察報告&介護人材受入れ説明会から次のステップに歩みを進めます。
日本へ留学中のブータン人を優先したいという意向も強くありますが、
11月の視察時にブータンで出会った人たちが最も大切な仲間です。
彼らの眼差しを忘れることができません。
年明け2019年の2月上旬
第2回目の説明会開催を予定しています。
お問い合わせは以下のメールアドレスまでお願いします。
「エイジング・サポート」 メールアドレス
ageingspa@ageing-support.com