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寒暖差疲労から考える介護、高齢期の住環境と個別ケア、老人ホームの選び方

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寒暖差疲労から考える介護、高齢期の住環境と個別ケア、老人ホームの選び方

寒暖差疲労から考える介護、高齢期の住環境と個別ケア、老人ホームの選び方

2021/02/27

寒暖差適応の期間は2週間

「三寒四温」時期の「寒暖差疲労」の老人ホームの個別ケア再考〜介護の選び方

高齢期の環境適応期間
朝のZoom歩き会に参加した際に主催の坂田太さんから「寒暖差疲労」の情報が提供されました。
この時期、とても重要なことです。
また老人ホームに入居する際の環境変化、リロケーションダメージにもつながることなので整理してみました。

「三寒四温」時期の「寒暖差疲労」 冬場に寒い日が3日ほど続き、そのあと4日ほど温暖な日が続来ます。
また寒くなるように7日周期で寒暖が繰り返されることは「三寒四温」と呼ばれています。
その結果として『寒暖差疲労」が起こります。 この時期、こういう体調管理のニュースへ取り上られることが増えます。

「寒暖差疲労」とは?

冬から春へ向かおうとしている季節 寒暖差の大小が繰り返されます。
その時に自律神経機能が乱れが症じて、身体が疲れてきます。
私たち人間は体温を調整する時に、自律神経を使っています。
体を細かく震わせ筋肉を動かしたり、あるいは血管を収縮させ筋肉を硬くすることで体温を上げることをしています。
寒暖差が激しい環境に身を置いていると自律神経がこの環境に適応しようと反応し、自律神経が疲弊してます。
これが原因で体の疲労も起こってきます。
どの方にも心当たりがあると思います。
 

〈身体に起きる症状〉
(1)めまい
(2)身体の冷え
(3)顔の火照り
(4)肩こり
 

〈こころに起こる症状〉

(1)眠れない、夜中に目が覚めるなどの睡眠障害
(2)なんとなくイライラする
(3)やる気が起こらず、落ち込みやすい
 

上記のことを解消するためには
(1)生活習慣を整える
(2)適度な運動
(3)身体を冷やさない

この寒暖差疲労が解消、あるいは環境に適応するために要する期間は2週間くらいだそうです。
老人ホームへの応用 老人ホーム入居によって環境が大きく変わります。
お一人暮らしの方の生活環境が改善することはもちろんメリットですが 注意しないと環境変化がその人にとって大きなダメージになることもして置かなければなりません。

【参考文献】一般社団法人半田市医師会健康管理センター
https://www.handa-center.jp/medical/facility/pdf/20181120.pdf

 

もと京都大学大学院建築学部の外山義先生は
地域で生活してきた高齢者が施設に入所する時の様々な「落差」として以下の5つの落差をあげています。
(1)「空間の落差」
(2)「時間の落差」
(3)「規則の落差」
(4)「言葉 の落差」
(5)「役割の喪失の落差」
 「外山義著「自宅 でない在宅」(医学書院,2003 年)」

老人ホーム自体が共同生活の場です。
個別ケアの精神として勝手気ままに過ごしてもらいたいところですが、 日本の国に憲法の下に法律があり、
さらには社会道徳があるように 「共に暮らす」ためにどうしても必要なルール、約束事を作って守っていただくことが必要となります。
これは老人ホームの個別ケアをコンセプトとしながらも、マネジメントしていかなければならない課題です。

これが上手くいかないと入居者の健康を害する原因となり、あるいは介護職員のケアの質と連動して老人ホームの経営を悪化させてしまいます。

そんな老人ホームのマネジメント、個別ケアの視点で考えてみました。
とても重要なテーマです。
朝のウォーキングVlogでお伝えしていますので ご視聴の上、参考にしていただければ幸に存じます。

オススメの参考書籍

「外山義著「自宅 でない在宅」(医学書院,2003 年)」

環境適応に2週間〜寒暖差疲労から考える老人ホームの環境と個別ケアへの応用

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