介護居住と地域居住
2022/08/16
介護居住と地域居住
親の介護選びのために学んでおきたいこと
お世話になりありがとうございます。
エイジング・サポートの小川利久(りきゅう)です。
エイジング(加齢)と介護情報のニュースレターをお届けしています。
親と同居、別居のどちらですか?
親に介護が必要になった時、その居住形態をどう整えますか?
「介護の居住形態」
聞きなれない言葉ですね。
実は私が介護相談を受けながら使っている
「5つの介護居住形態」区分表記です。
故郷で暮らしをしている親
心配ですね。
私の場合もそうですが、逆に母は都会で暮らす息子を心配しています。
離れて暮らしているからこそ心配し合う関係となります。
一般的に、ずっと親と一緒に暮らしていることは幸せな事かもしれません。
しかし、同居している人が抱える苦労もあります。
家族との居住形態がそのまま介護の居住形態に引き継がれ
形態によって介護選びのポイントが変わってきます。
「5つの介護居住形」
1「同居介護」
2「近距離介護」
3「遠距離介護」
4「遠隔介護」
5「呼び寄せ介護」
私が一番気にかかるのは「呼び寄せ介護」です。
田舎で暮らしている親を、子供の家へ呼び寄せ、都会で新たな生活をはじめる
あるいは、その近くの介護施設へ入居させてしまう。
この場合の問題は
高齢期における住環境の変化によるダメージです。
特に認知機能に変化が生じている場合
馴染めない環境によって体調変化が起こりやすく
コミュニケーションの取り方も難しくなってしまう人がたくさんいます。
もちろん、老人ホームへの入居も「環境変化」です。
ここでもう一つ「地域居住」=「Ageing in Place」ということを考えてみます。
私は「デンマークおばさん」こと松岡洋子さん(東京家政大学教授)からこの取り組みを学びました。
その思想は
「住み慣れた地域で、その人らしく、いつまでも」
と解釈されています。
「地域」という単位でとらえ
「その人らしく」をコンセプトに徹底した「個別ケア」を行い
死を迎え、いのちをつなぎ永遠に・・・「いつまでも」
引越し先の老人ホームが今まで暮らしている地域にあるのであれば
この場合は「地域居住」は継続されます。
2000年、介護保険法の施行と連動して
認知症高齢者グルームホーム(認知症対応型共同生活介護)と
全室個室ユニット型特別養護老人ホームが
新しい介護居住形態として誕生しました。
その中に託されたものは「地域居住」という住まい方です。
高齢期の住まい方、親の介護を選ぶとき
「介護居住」と「地域居住」という視点から選択してみることが重要となります。
そこで8月18日開催の
エイジング・サポート・ライブ0818では
「介護居住と地域居住」をテーマに情報提供を行います。
ご参加をお待ちしています。
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エイジング・サポート・ライブ0818
のご案内
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エイジング・サポート・マネジメント・スクール(ASMS)
アウトライン・ライブ
(開催日時)
8月18日(木)20:00-21:00
〔テーマ〕
「介護居住と地域居住」
(参加費)無料
【ライブの視聴方法】
Facebookページ+YouTubeの同時配信ライブです。
※参加申し込み手続きは不要です。
時間になりましたら
以下のどちらかのURLをクリックしてご視聴ください。
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